グリーン購入法
グリーン購入法における窓用日射調整フィルム調達基準について
*平成24年2月に下記調達基準となりました。*グリーン購入法 調達者の手引き (平成24年度版 抜粋)
判断の基準
- ① 遮蔽係数0.7未満、かつ、可視光線透過率10%以上であること。
- ② 熱貫流率5.9W/(m²・K)未満であること。
- ③ 日射調整性能について、適切な耐候性が確認されていること。
- ④ 貼付前と貼付後を比較して環境負荷低減効果が確認されていること。
- ⑤ 上記について、ウエブサイト等により容易に確認できること、
又は第三者により客観的な立場から審査されていること。 - ⑥ フィルムの貼付について、適切な施工に関する情報開示がなされていること。
配慮事項
○遮蔽係数が可能な限り低いものであること。
【解説】
- ① 遮蔽係数(SC値)とは、3mmの透明板ガラスの透過、及び再放射による室内流入熱量を1.00として、太陽光線の流入熱量を表す数値。遮蔽係数の数値が低いほど遮蔽効果が高く、夏季の冷房効果が高くなる。
- ② 可視光線透過率(VLT)とは、人間の目に光として感知できる電磁波が透過する割合をいい、可視光線透過率が高いほど採光性が高くなり室内を明るく保つことができる。反対に透過率が低くなるほど、室内は暗くなり、眩しさ、日差しを緩和する効果がある。
- ③ 熱貫流率(U-Value)とは、内外の温度差を1°Cとした場合、面積1m³あたり1時間にどれだけの熱が流れるかを示す数値。3mmの透明板ガラスの熱貫通率(5.9)未満であることが要件で、値が低いほど、断熱効果が高く暖房熱の放出を防ぐ。単位は、K値(Kcal/m³・h・°C)またはU値(W/m³・K)で表され、K値=0.86×U値の関係式が成立している。
- ④ 遮蔽係数、可視光線透過率、熱貫流率の計測方法は、JIS A 5759「建築窓ガラス用フィルム」による。
- ⑤ 判断の基準①において、可視光線透過率が70%以上である場合は、遮蔽係数は0.8未満
- ⑥ 耐候性は、JIS A 5759に規定される試験方法により1,000時間の試験を実施し、遮蔽係数の変化が判断の基準①に示されたものから±0.10の範囲であること。
- ⑦ 判断の基準への適合状況は、ウエブサイト等により容易に確認できること、または第三者機関(財団法人建材試験センター等)により実証されていること。
調達にあたっての留意点
調達を行う各機関に対する留意事項(備考6)
- * 相応の技術を有する者による施工を検討すること
- * 電波遮蔽機能を有する場合は、電波遮蔽の影響を考慮すること
- * 光の反射が懸念される場所では、周辺の建物等への影響を考慮すること
- * 照明効率及び採光性を考慮する場合は、可視光線透過率の高いものを検討すること
グリーン購入法における基本方針にある日射調整フィルムの判断の基準を満たした製品
日射調整フィルムのラベル貼付の
基本方針
目的
グリーン購入法は、国、独立行政法人及び特殊法人が環境物品等の調達を総合的かつ計画的に推進するために定められたものであり、国等の機関が特に重点的に調達を推進する環境物品等の種類である特定調達品目及びその判断の基準に従って、設備の分野に品目として日射調整フィルムが規定されたことにより、日本ウインドウ・フィルム工業会(以下「工業会」という。)としては、環境省の総合環境政策の一環であるグリーン購入法を遵守することを目的として、工業会の基本方針に基づき、グリーン購入法に基づく判断の基準に適合した日射調整フィルムを提供し、CO2削減運動に協力することとする。
ラベルの採用
ラベルの見本(商標登録)