防犯フィルム

防犯フィルムとは

既存の窓ガラスを防犯仕様にするのは、防犯フィルムが最適です!
防犯フィルムは、窓ガラスを割って侵入者が室内に押し入るのを防ぐことを目的とし、官民合同会議で性能基準等が決められています。

防犯フィルムを貼っていないと、侵入者は窓ガラスを割って簡単に侵入できます。

防犯フィルムを貼ってあるガラスをハンマーでたたくとガラスは割れても、厚いフィルムがガラスを保持するので、外部から侵入しづらくなります。

防犯フィルムの効果

防犯フィルムの効果をご覧ください。

官民合同会議と防犯フィルム

増加する侵入窃盗犯罪を減少させるべく2002年11月、3省庁16団体(警察庁、国土交通省、経済産業省及び関係する民間団体) による官民合同会議が設置され、サッシ、シヤッター・ドア、鍵、ガラス、ウインドウフィルムの住宅部品に 防犯性能基準を設定、性能評価試験を実施して基準を満たしたものを「防犯性能の高い建物部品」に認定しました。
ウインドウフィルムは、製品及び施工の条件を満たしたものが“防犯フィルム”として認定され CPマーク(ラベル)を貼付することができます。

官民合同会議の「防犯性能規準」と「防犯性能の高い建物部品」

関係機関の調査によると、侵入盗は侵入に要する時間が5分を超えると約7割が侵入を諦めることがわかりました。官民合同会議では、この調査に基づき防犯性能試験における目標抵抗値を5分に設定、建物部品ごとに評価基準を設けて性能試験を実施し、これをクリアした製品を「防犯性能の高い建物部品」として認定して全国防犯協会連合会の「防犯性能の高い建物部品」一覧に掲載しています。

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CPマークとは

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防犯性能試験に合格した製品を定められた条件で施工した場合、防犯フィルムの表示であるCPマーク(ラベル)を貼付することができます。CPマークは、Crime Prevention(防犯)のCとPの頭文字をシンボル化したもので、「防犯性能の高い建物部品」の普及のために官民合同会議の構成5団体で制定、使用しています。

CPマークの添付に関し、下記の付帯条件を規定しています。

  • 1.フィルムはPET製で、厚みが350㎛以上であること。
  • 2.日本ウインドウ・フィルム工業会が指定する接着剤を使用していること。
  • 3.日本ウインドウ・フィルム工業会が認定する「防犯フィルム施工技能者」(技能検定フィルム作業1級、2級技能士)が施工すること。

窓ガラスの種類別
CPマーク貼付の必要条件

○印は施工可能又は必要な条件を示しています。

項目 施工条件 可動式 FIX
(はめごろし)
単板
ガラス
複層
ガラス
単板
ガラス
複層
ガラス
1 ガラス厚3ミリ及び4ミリの複層ガラス
(製品限定)
2 ガラス厚5ミリ以上の単板及び複層ガラス
3 ガラスの露出部全面、
もしくは呑み込みを含むガラス全面に貼付
4 クレセントがサブロック機能付き
5 補助錠の設置

※上記単板ガラス、複層ガラスには、網入りガラス及び線入りガラスを含みます。

【 注意 】

※3ミリ・4ミリ厚複層ガラスに施工できる製品は、該当する性能評価試験に合格したものに限られます。(詳細は日本ウインドウ・フィルム工業会ホームページの防犯フィルム適合製品を参照ください)

※施工は、防犯性能を確保するため窓全面に貼付する「全面貼り」を行い、窓の一部にフィルムを貼付する「部分貼り」は認められていません。

防犯設備は目的に合わせて
設置しましょう!

防犯フィルムを施工すると、ガラスを割って侵入しようとする侵入盗に有効です!
近年、ガラスを割って室内に侵入する侵入盗は1日あたり約80件起きています。防犯カメラは、侵入者に対する抑止力と犯人特定に効果を発揮しますが、ガラスを割り侵入する侵入盗を防ぐことはできません。一方、防犯フィルムを窓ガラスに貼付しておくと、侵入者がガラスを割るのに時間がかかり侵入を諦めたり、侵入する時間を遅らせたりする効果があることから、既存の窓ガラスへの防犯対策として最適です。防犯フィルムは窓ガラスを交換するのに比べ、短時間で簡単に、しかも低価格で作業できます。詳細は、フィルムメーカー又はフィルム施工店(例:日本ガラスフィルム工事業協会)等にお問い合わせください。