ウインドウ・フィルムとは

“防災フィルム”とは、台風、竜巻等により発生した飛来物が窓ガラスに衝突した時、飛来物の貫通や割れたガラスが室内に飛び散るのを防ぎ、あわせて台風通過時の気圧変化にも対応できるようにした建築窓ガラス用フィルムです。
近年、日本を襲う台風は強力になり2018年の台風21号では、最大瞬間風速58.1m/秒の風が吹き、関西地区を中心に建物のガラスが割れたり屋根が飛んだりと甚大な被害をこうむりました。
また、2019年にも台風15号、19号が猛威を振るい、特に千葉県を襲った台風15号では最大瞬間風速57.5m/秒の風が吹くなど、風による被害が大きくなっていることから窓ガラスへの安全対策として飛来物を貫通させない“防災フィルム”の施工が重要となっています。

ウインドウ・フィルムとは

  1. 日本ウインドウ・フィルム工業会は、会員企業の製品でJIS R 3109(建築用ガラスの暴風時における飛来物衝 突試験方法)に従い実施された試験に合格した製品(試験で保障された耐衝撃性能に限る)並びにJIS R 3109に規定された試験項目で評価を行い、効果を確認した*1「強風時の飛来物による災害防止性能を持つフィルム」を「防災フィルム」と規定する。(含、工業会みなし基準適合品)
  2. 施工は、日本ウインドウ・フィルム工業会が認定する「防災フィルム認定施工者」が、同工業会の推奨する仕様に基づき実施する。
  3. 「防災フィルム認定施工者」は、施工完了後 「防災フィルム施工済」ラベルをフィルム面に貼付する。(防災フィルム施工の証明を行う)
※1 JIS R 3109に規定されている試験項目で試験体2体を評価し、加撃試験、並びに繰り返し圧力載荷試験で必要とされる基準を2体とも満たしたことから、日本ウインドウ・フィルム工業会は災害防止性能の効果が確認できたものと考えている。

ウインドウ・フィルムの種類

“防災フィルム”のJIS R 3109に基づく評価試験 (京都大学防災研究所 丸山研究室)

※加撃体Cの試験   2019年8月8日 ~ 8月9日、11月11日
※加撃体Aの試験   2021年4月8日、4月13日 ~ 4月15日

加撃体C試験動画
飛来物では瓦の破片に相当
試験結果の詳細
加撃体A試験動画
飛来物では小石に相当
試験結果の詳細


丸山教授のプロフィール

丸山 敬(まるやま たかし)

京都大学防災研究所 気象・水象災害研究部門 耐風構造研究分野

教授 工学博士

6mm厚のガラスに350μm厚のフィルムを貼り、JIS R 3109に基づく加撃体Cの評価試験を実施した結果、ランクCの防護性能を持つ“防災フィルム“と評価することができる。また6mm厚のガラスに100μm厚のフィルムを貼り、JIS R 3109に従い加撃体Aの評価試験を実施し合格している。(試験で保障された耐衝撃性能に限る)これは、単に飛来物の衝突・破壊時のガラス片の飛散を抑えるだけでなく、貫通による飛来物の室内への侵入を防ぎ屋内の人を守り、室内の気圧の急激な変化を引き起こし、屋根が飛ぶなど重大な被害を生じさせる原因となる大きな開口部を生じさせない。
このような性能を持つ「強風時の飛来物による災害防止性能を持つフィルム」を日本ウインドウ・フィルム工業会が“防災フィルム”と称するのは適当であると考える。

ウインドウ・フィルムとは

評価試験の結果、防災フィルムは国土交通省が定める基準風速41m/秒未満の地域の建物に施工することができます。規準風速41m/秒未満の地域は、下記を除きほぼ全国をカバーしています。
(基準風速41m/秒以上の地域:沖縄県並びに鹿児島県島しょ部、東京都八丈町・小笠原諸島等)
詳細は「平成12年5月31日建設省告示第1454号」第2の「各地方の基準風速一覧」をご覧ください。

「各地方の基準風速一覧」はこちら

ウインドウ・フィルムとは

日本ウインドウ・フィルム工業会認定の「防災フィルム認定施工者」が、同工業会が推奨する仕様に基づき施工と確認を行い、施工完了後に「防災フィルム施工済」ラベルを貼付します。


<防災フィルム認定施工者カード>

防災フィルム認定施工者カードは、厚生労働省が実施する技能検定試験「ガラス用フィルム施工職種(建築フィルム作業)」の1級に合格し、かつ日本ウインドウ・フィルム工業会が実施する防災フィルム講習受講者のみが保持できるものです。 防災フィルム施工者は、常時このカードを携帯していますのでご確認ください。

防災フィルム認定施工者カードの有効期間:講習受講日より5年後の月末


<防災フィルム施工済ラベル>

「防災フィルム施工済」ラベルには、施工したフィルムの種類、施工年やフィルムのメンテナンス方法が記載されています。6㎜厚フロートガラスに100μ厚フィルムを施工した場合には★のラベル、6㎜厚フロートガラスに350μ厚フィルムを施工した場合には★★★のラベルが貼付されます。

★ 100μ厚フィルム施工時のラベル

★★★ 350μ厚フィルム施工時のラベル

「ラベルの大きさ:横 45㎜X縦 35㎜」

ウインドウ・フィルムとは


加撃体C合格 適合製品


下記は、350μm厚フィルム貼付6ミリ厚フロートガラスを、JIS R 3109に規定された試験項目で加撃体Cの評価を行い、防災フィルムとして効果が確認できた製品の「みなし基準」に基づく製品です。

会社名 製品名/型番
株式会社 FNC SSP1218CL
株式会社 FNC SSP1218WG
サンゴバン・グラス・ジャパン株式会社 アーマコート14MIL CLEAR
サンゴバン・グラス・ジャパン株式会社 アーマコート16MIL Textured
スリーエム ジャパン株式会社 SH15CLAR
スリーエム ジャパン株式会社 NANO80CP
スリーエム ジャパン株式会社 ULTRA S2200
スリーエム ジャパン株式会社 SH15MACR-I
スリーエム ジャパン株式会社 SH15SIAR-18
株式会社ユタカ ウインドバリアSEC-1260
リケンテクノス株式会社 RIVEX SS1490C
リケンテクノス株式会社 RIVEX SS450T
リンテック株式会社 WINCOS 1561UH-F
リンテック株式会社 WINCOS 1561UH
2021年8月1日  現在


加撃体A合格 適合製品


下記は、100μm厚フィルム貼付6ミリ厚フロートガラスを、JIS R 3109に従い加撃体Aの試験を実施し、合格した製品の「みなし基準」に基づく製品です。

会社名 製品名/型番
株式会社サンゲツ GF1404-1
株式会社サンゲツ GF1404-2
サンゴバン・グラス・ジャパン株式会社 アーマコート 4MIL CLEAR
サンゴバン・グラス・ジャパン株式会社 アーマコート8MIL CLEAR
スリーエム ジャパン株式会社 SH4CLAR
スリーエム ジャパン株式会社 ULTRA S800
株式会社ユタカ SEC-0860
リケンテクノス株式会社 RIVEX SC400
リケンテクノス株式会社 RIVEX SS200T
リンテック株式会社 1521UH
リンテック株式会社 1531UH
2021年8月1日  現在

<注> 加撃体A合格品の対象は、フィルムの厚みが100μm以上、350μ未満の上記製品となります。

ウインドウ・フィルムとは

ウインドウ・フィルムとは

  1. 施工証明書
  2. 標準施工仕様書
  3. 認定施工者カード再発行申請書
  4. 「防災フィルム認定施工者のいるお店」登録申請書

ウインドウ・フィルムとは

*受講対象者:技能検定ガラス用フィルム施工職種(建築フィルム作業)1級合格者。
*2021年度の講習は終了しています。(東京:6月25日、6月29日、名古屋:7月1日、大阪:6月23日、
   福岡:7月6日で開催)
*2022年度は、5月~6月にかけて 仙台、東京、大阪で実施する予定です。詳細は3月にホームページ
   で発表します。